【動画付き】MFロドリ プレースタイルと人物像【マンC/スペイン】

マンチェスター・シティのロドリ
【引用:マンチェスター・シティ公式Twitter】

ジョゼップ・グアルディオラ監督に「今、世界のサッカー界で活躍しているホールディングMFの中で、彼以上の存在はいないのではないだろうか。」と言わしめた、スペイン代表MFロドリ。マンチェスター・シティのピボーテとして、チーム戦術の中心的存在に位置付けられている。グアルディオラが獲得を熱望し、2019年にシティに迎え入れられたロドリのプレースタイルやスーパープレー、エピソードをこの記事で紹介していく。

目次

ロドリの基本プロフィール

生年月日1996年6月22日
国籍スペイン
所属クラブマンチェスター・シティ
ポジションMF
身長191cm
利き足右足
経歴ビジャレアル→アトレティコ・マドリード→マンチェスター・シティ

ロドリのプレースタイル

ロドリのプレーエリア【引用:SofaScore

メインポジションはDMF。シティではピボーテとして、攻守の要となる役割を与えられている。基本的には2枚のCBの前にポジションを取り、多くのボールを引き出してDFラインと前線のボールの経由地となる。難しいテクニックを使ったプレーはせず、シンプルなショートパスと相手のスペースを付くミドルパスでボールを展開し、ポゼッションの中心として相手の守備陣形を崩す基礎となる。パスの回数と成功率は非常に高い。ボールを止める、ボールを蹴るという基礎能力に長け、淡々とボールを展開していくそのプレースタイルから次世代のスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツとも言われ、グアルディオラ監督の先進的な戦術には重要なピースとして期待されている。

191cmと大型の体格であるため、CBを務めることもたまにあり、高いDF能力も兼ね備える。ポジショニング能力と判断力にも長けているため、相手に攻められてはしまっては危険なエリアやスペースを判断し、ネガティブトランジション時にはすぐに相手のカウンターの芽を摘むためのポジショニングを取り、味方と連携してすぐさまポジティブトランジションに切り替えることが出来る。

グアルディオラが現役時代に務めていたピボーテのポジションは彼にとって最もこだわりが強いポジションであろう。そのポジションのレギュラーとして選ばれているロドリはシティサッカーの心臓であるといえる。

ロドリのスーパープレー

パンチ力のあるシュートも持ち味だ。2019年12月3日、プレミアリーグ第15節バーンリー戦でのミドルシュート。敵陣奥深くへ侵入したシティは元スペイン代表MFダビド・シルバがシュートを放つも相手にブロックされる。そのこぼれ球に右足一閃。強烈な弾丸ミドルがゴールに突き刺さった。

https://twitter.com/ManCity/status/1242036063272656898

【引用:マンC公式Twitter】

危険な状況には身を投げ出して危機を救う。2021年10月3日、プレミアリーグ第7節リバプール戦での決死のシュートブロック。シティ陣内で与えたフリーキックの流れから、エジプト代表FWモハメド・サラーのクロスがフリーになっていたブラジル代表MFファビーニョの足元へピタリ。ガラ空きとなってたゴールを狙われるも、ロドリがスーパーブロックでチームを助けた。

ロドリのキャリア

スペインのマドリード出身のロドリは、2007年に地元マドリードのチームであるアトレティコの下部組織に入団。だが、スタミナ面の欠如を問題視され放出選手となってしまい、2013年にビジャレアルの下部組織に移った。ただ、年代別の代表に招集されるほど能力は高かったロドリは、2015年12月17日、コパ・デル・レイのSDウエスカ戦で、ビジャレアルのトップチームデビュー。2016年4月17日のラージョ・バジェカーノ戦でラ・リーガデビューを果たした。2017-18シーズンにはレギュラーの座を掴み、リーグ戦に37試合出場した。そして、2018年5月24日にアトレティコに復帰しレギュラーとしてリーグ戦34試合に出場し、質の高いプレーを見せた。そのプレーが、グアルディオラの目に留まり、彼に熱望される形で2019年の7月4日、マンチェスター・シティに当時のクラブ史上最高額の推定移籍金6280万ポンドで移籍を果たした。シティでは年齢が高くなっていたブラジル代表MFフェルナンジーニョに代わるDMFのファーストチョイスとしてレギュラーの座を掴んでいる。

スペイン代表には2018年3月にA代表に初招集され、24日のドイツ戦でMFチアゴ・アルカンタラに代わって途中出場し、デビュー。その後、コンスタントに選出されている。

ロドリのエピソード

スペインの大学に入学したロドリは6年間大学へ通うことを続けた。それはシティに移籍してからも継続し、イングランドとスペインを行き来して勉学に励み、見事卒業するまでに至った。日々のトレーニング・身体のケア・グアルディオラ監督の戦術理解・大学での勉学と多くのことをこなしていたロドリは非常に真面目で努力家であることが伺える。多くの人が到底なし得ない、真の文武両道を体現していたロドリには脱帽だ。

https://twitter.com/ManCityJP/status/1460541401452613638

【引用:マンC公式Twitter】

ロドリのまとめ

グアルディオラが最も重要視するポジションにおいて、ファーストチョイスとして試合に出場するロドリは彼の戦術に不可欠な存在であり、まさにシティサッカーの心臓であると言える。年齢的にもまだ若いロドリは、その勤勉さからまだまだ成長し、伸びていくであろう。今後、チームにより重要な存在として君臨し、活躍していく期待がかかるロドリは要注目の選手のひとりだ。

マンチェスター・シティのロドリ

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この記事を書いたライター

ユルゲン・クロップ監督率いる当時のドルトムントがきっかけでサッカー好きに。
試合をシステムの観点から分析するのを得意としている。
好きなサッカー選手は、チアゴ・アルカンタラ。
趣味はゴルフ・釣り・サウナ・野球観戦と多彩。

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