【インテル】マルセロ・ブロゾビッチとは?プレースタイルや人物像を紹介

インテルのマルセロ・ブロゾビッチ
【引用:ブロゾビッチ公式Twitter】

2021−22シーズンでインテルでのキャリア8シーズン目を迎えるクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ。長年インテルの中盤を支えており、ブロゾビッチが試合に出ていないインテルはまるで別のチームだとも言われ、不可欠な存在となっている。かつて日本代表DF長友佑都とも共にプレーしたブロゾビッチのプレースタイルやキャリア、エピソードをこの記事で紹介していく。

目次

ブロゾビッチの基本プロフィール

生年月日1992年11月16日
国籍クロアチア
所属クラブインテルナツィオナーレ・ミラノ
ポジションMF
身長181cm
利き足右足
経歴NKフルヴァツキ・ドラゴヴォリャツ→NKロコモティヴァ・ザグレブ→NKディナモ・ザグレブ→インテルナツィオナーレ・ミラノ

ブロゾビッチのプレースタイル

ブロゾビッチのプレーエリア【引用:SofaScore

メインポジションはアンカー。2枚のインサイドハーフの後ろにポジションを取るレジスタ。攻撃時は味方DFに近寄りボールを引き受け、長短ダイレクトのパスを織り交ぜながらボールを散らす舵取り役を担う。ネガティブトランジション時には中盤の広いエリアをカバーする。ポジショニングのバランス感覚に優れているため、攻撃時と守備時に自分がいるべき場所にいることが出来る。

そんなブロゾビッチの最大の強みは豊富な運動量だ。その能力が際立ったのは、2018年ワールドカップ準決勝のイングランド戦。延長戦も含めて120分の試合時間でブロゾビッチは16.399kmの走行距離を記録した。この記録はワールドカップの歴代最高である。運動量が多いレジスタであるためプレーエリアが広く、低い位置からパスを捌く役割だけではなく、深い位置まで攻め込んだ際に、スペースがあれば自らも高い位置を取る。左右両足でキック精度が高く、利き足でない左足でもミドルシュートを決めることも出来る。

身体の線の細さから、コンタクトプレーは強みとはしておらず、守備時も1人でボールを奪いきるよりも、運動量を活かして相手へプレッシャーをかけ、味方と連携してボールを取ることが多い。

ブロゾビッチがケガや累積警告等で試合に不在時のインテルはクオリティが下がるとまで言われ、彼の運動量とポジショニング、パス回しがいかに重要であり、チームを助けているのかを思い知らされるのである。

ブロゾビッチのスーパープレー

2020年12月6日セリエAのボローニャFC戦でのアシスト。中盤の底の大きく空いたスペースへ降りたブロゾビッチは味方からボールを受ける前に2度首を振り、前線の状況を把握する。相手DFの裏へ走り込むモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを確認したブロゾビッチはそこへロングパス。ピッタリとパスが合い、ゴールをお膳立てした。

2018年10月24日UEFAチャンピオンズリーググループステージの第3節バルセロナ戦で見せた寝そべりFKブロック。ペナルティアークの左側の絶好の位置でFKを獲得したバルセロナのキッカーを務めたウルグアイ代表FWルイス・スアレスは意表を突きジャンプした壁の下をグラウンダーでボールを通したが、スアレスが蹴る直前に壁の後ろに寝そべってブロックに入ったブロゾビッチはそのシュートを防ぐファインプレー。スタンドで観戦していたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシはその珍しい光景に笑みを浮かべていた。

ブロゾビッチのキャリア

クロアチアの首都ザグレブ出身のブロゾビッチは2002年にフルヴァツキのユースに入団し、2010-11年シーズンにトップチームデビュー。2011年7月にロコモティヴァ、2012年の8月には母国の強豪ディナモ・ザグレブへとステップアップをしていく。ディナモ・ザグレブ時代に評価を高めると、ACミランや、ボルシア・ドルトムントなどから興味を持たれているとの噂もあったが、2015年1月にインテルへと移籍を果たした。2015-16シーズンには元ブラジル代表MFフィリペ・メロや元フランス代表MFジョフレイ・コンドグビアと中盤2枚を組み、セリエAに32試合出場したが、翌シーズンは自身の不調もあり23試合に減少。2017-18シーズン以降は全シーズンで30試合以上出場し、インテルの中盤の底を支えるレギュラーに定着した。

クロアチアのA代表へは、2014年5月31日に2014年のワールドカップ出場選手として初選出。6月7日のオーストラリアとの親善試合にて初出場でフル出場した。準優勝した2018年のワールドカップでもレギュラーとして出場した。

ブロゾビッチのエピソード

2015-16シーズンのウィンターブレーク時に母国のクロアチアへ帰国していたブロゾビッチは自身のBMX・X6を運転中に信号無視をし免許停止、その後免許停止中での飲酒運転と信号無視で3つの交通違反を犯し逮捕されたことがあった。当時インテルの監督だったロベルト・マンチーニは、「クリスマスパーティは誰だってするし、グラスワインを飲むこともある。アルコール度はそう高くなかったんだ」と大きな問題とせずチームに残留させることを強調し、インテルの中盤のハンドルを握らせ続けた。

ブロゾビッチのまとめ

長短ダイレクトを織り交ぜたパススキル、バランス感覚に優れたポジショニング能力、両足で蹴ることが出来るミドルシュート。そこに最大の強みである運動量が掛け合わされ、MFとしての総合力が非常に高いブロゾビッチは、2018年にクロアチアを準優勝に導いた影の立役者であると言えよう。2026年まで契約延長した彼は、今後もインテルの中心として、無くてはならない存在であり続けるだろう。

インテルのマルセロ・ブロゾビッチ

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この記事を書いた人

ユルゲン・クロップ監督率いる当時のドルトムントがきっかけでサッカー好きに。
試合をシステムの観点から分析するのを得意としている。
好きなサッカー選手は、チアゴ・アルカンタラ。
趣味はゴルフ・釣り・サウナ・野球観戦と多彩。

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