【動画付き】ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド プレースタイルと人物像【マンU】

マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウド
【引用:C・ロナウド公式Twitter】

CR7の愛称で知られ、甘いマスクと肉体美で世の女性を虜にし、公式Instagramのフォロワー数は4億人。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは地球で最も有名なフットボーラーだ。2021年にはマンチェスター・ユナイテッドに復帰し、古巣の再建に期待がかかるC・ロナウドであるが、そんな彼のプレースタイルやキャリア、エピソードを紹介していく。

目次

C・ロナウドの基本プロフィール

生年月日1985年2月5日
国籍ポルトガル
所属クラブマンチェスター・ユナイテッド
ポジションFW
身長189cm
利き足右足
経歴スポルティングCP→マンチェスター・ユナイテッド→レアル・マドリード→ユベントス→マンチェスター・ユナイテッド

C・ロナウドのプレースタイル

C・ロナウドのプレーエリア【引用:SofaScore

泣く子も黙るモンスターストライカー。圧倒的な決定力で得点を量産する。ピンポイントで正確にミートされたダイレクトシュート。滞空時間の長いジャンプからのヘディングシュート。無回転で放たれるパワーロングシュート。ダイナミックなバイシクルシュート。様々な種類のシュートの引き出しで数多くのゴールを決め続けている。それは、相手のDFラインに生まれるスペースを常に狙い続けることで可能となっている。

スポルティング所属時やユナイテッド(第1次)所属の当初は主に左右のWGを主戦場とし、シザース等の足技を駆使するドリブラーだった。だが、当時指揮していたアレックス・ファーガソン元監督にボールを持ちすぎないプレーを指導され、徐々に改善していった。その結果、味方にシンプルにボールを預け、自分は最前線で相手DFを駆け引きをしたり、味方とのワンツーパスで前線のスペースに抜けて行ったりするなど、よりゴール前でのプレーが多く出来る、効率的なFWとなっていった。

C・ロナウドにとって重要な味方は、元イングランド代表FWウェイン・ルーニーやフランス代表FWカリム・ベンゼマ、元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチといった、最前線で多くの運動量で相手にプレスをかけたり、身体を張ったボールキープをする選手である。C・ロナウドはその並はずれた攻撃力から、よりゴールに近いポジションに残るために、戦術的に守備を免除されることが多い。事実、レアル・マドリード時代に守備に走ったC・ロナウドに対し、当時の監督ジネディーヌ・ジダンが「力をセーブしろ!」と叫んだ話は有名である。そのため、ネガティブトランジション時に、C・ロナウドが戻れないスペースをカバーする選手が必要となる。それが上記のような選手である。また、彼らのボールキープや動き出しによって生まれる相手の最前線の空いたスペースへC・ロナウドが走り込み、得点を決めるシーンはよく見られた光景である。

C・ロナウドのスーパープレー

C・ロナウドのスーパーゴール集。フリーキック、ダイレクトシュート、ドリブルの仕掛けからのシュート、バイシクルシュート、ロングシュート、ヘディングシュート。この動画で様々な種類のワンダフルなゴールを見ることが出来る。

筆者が最も印象に残っているのは、この動画の最初のゴールシーン。2018年4月3日、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝のユベントス対レアル・マドリードのアリアンツ・スタジアムで行われた第1戦にて、当時レアル・マドリード所属のC・ロナウドが魅せたバイシクルシュート。あまりの衝撃的ゴールに、ジダン監督は頭を抱え喜び、ユベントスの選手は呆然。ユベントスサポーターからはスタンディングオベーションが送られた。この光景がC・ロナウドの目に焼き付いており、その後ユベントスへと移籍するきっかけともなった。

https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1489872169232441347

【引用:CL公式Twitter】

https://twitter.com/goal/status/1228608386217975815

【引用:GOAL公式Twitter】

C・ロナウドのキャリア

生まれはポルトガルのマデイラ島最大の街フンシャル。母親はC・ロナウドを妊娠した際に、人工中絶をしようとしたという話がある。後にこの話を知ったC・ロナウドは「お母さんは僕が生まれるのを望まなかったけど、今では僕が全てにおいて助けているね」と語っている。

6歳の時、地元のクラブ、CFアンドリーニャでサッカーを始め、当初はCBでプレーしていた。その4年後にCDナシオナルに入団、その2年後にトライアルを受けて合格したスポルティングのユースに入団。そのスポルティングで急成長したC・ロナウドは、いくつかのクラブから目をつけられる存在となる。そして、2003年8月に行われたユナイテッドとの親善試合が転機となる。そのプレーを実際に見たファーガソン監督にユナイテッドのロッカールームに招かれ、「私は今すぐに君が欲しい」と言われ、2日後にはマンチェスターへ行き、ユナイテッドと契約することとなった。

ユナイテッド入団後は得点能力が開花し、2007-08シーズンにはプレミアリーグで31得点をマークし、得点王に輝いた。在籍時にはプレミアリーグ3回、FAカップ1回、UEFAチャンピオンズリーグ1回、FIFAクラブワールドカップ1回などのタイトルをもたらした。また、2009年4月15日のFCポルト戦で決めた約40ヤードのミドルシュートは、その年最も美しかったゴールに贈られるプスカシュ賞を受賞した。

2009年6月11日に当時最高額の移籍金でレアル・マドリードへ移籍。ここでも得点能力が大爆発。在籍時通算公式戦出場438試合で451ゴールと、1試合1ゴール以上のペースで得点を量産し、レアル・マドリードの歴代最多得点者となった。在籍時、ラ・リーガ2回、コパ・デル・レイ2回、UEFAチャンピオンズリーグ4回(2015-16、16-17、17-18シーズンで3連覇)、FIFAクラブワールドカップ3回等の合計16タイトルを獲得。個人では、バロンドールを4回、ザ・ベスト最優秀選手賞2回、を受賞した。

2018年7月10日、レアル・マドリードの会長フロレンティーノ・ペレスとの不仲がきっかけとなり、ユベントスへと移籍。ここでも得点能力は衰えを見せず、2019-20シーズンには公式戦37得点を記録し、ユベントスの年間最多得点記録を更新。2020年1月6日のカリアリ戦ではハットトリックを達成し、史上2人目の3大リーグにおけるハットトリック達成者となった。

2021年8月28日、古巣であるユナイテッドへ移籍。当時、ユナイテッドのライバルクラブであるマンチェスター・シティFCへの移籍報道が加熱していたが、ファーガソンがC・ロナウドへ直接連絡をとり、レジェンド選手のライバルクラブ移籍を阻止する形で復帰が決まった。

ポルトガルのA代表には2003年8月20日のカザフスタン戦でデビュー。UEFA EURO 2016では決勝でフランスに1-0で勝利し、ポルトガルにタイトルをもたらした。この試合では前半25分に負傷により交代するも、コーチングエリアから監督のようにチームメイトにゲキを飛ばす姿が話題となった。2019年に決勝が行われたUEFAネーションズリーグではオランダを1-0で破り優勝した。現在の代表通算115得点は、国別代表としての世界記録であり、今後も更新されていくであろう。

C・ロナウドのエピソード

ユナイテッド(第1次)所属時代、元フランス代表DFパトリス・エブラが語ったエピソードで面白いものがある。ある日、C・ロナウドに自宅にランチに招かれた。練習後で疲れていたにもかかわらず、テーブルに置かれたのはサラダと薄味の鶏のむね肉と水のみ。食事を終えたC・ロナウドは立ち上がってサッカーボールで練習を始め、一緒にトレーニングしようと誘う。その後プールでのトレーニングにも付き合わされたという。C・ロナウドのこれまでの活躍は、こういった自己管理とトレーニングによる努力であることが垣間見える。

2014年7月、健康美容器具のPRで来日。そのイベントでC・ロナウドに直接質問が出来る抽選に当選した少年が、緊張のあまり、震えた拙いポルトガル語で「C・ロナウド選手とプレーするのが夢です。実現するにはどうしたら良いですか?」と質問した際に会場から笑いが起きた。その笑いに対しC・ロナウドは、「どうして笑うんだい?彼のポルトガル語は素晴らしいよ。一生懸命やっているのに笑うことはないだろう」と言い放った。心優しいC・ロナウドの姿がそこにはあった。

C・ロナウドのまとめ

圧倒的な得点力でゴールを量産し、結果を残し続けるモンスターストライカー…C・ロナウド。彼の凄みはその才能だけではなく、日々の自己管理やトレーニングといった努力の賜物だ。一昔前のキレキレドリブラーから、現在の効率的ゴールハンターへの変化もその努力によるものだ。今後、40歳になっても多くのゴールをあげ、今と変わらないゴールパフォーマンスでその肉体美を見せつけている姿が思い浮かぶのは私だけではないはずだ。

マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウド

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この記事を書いたライター

ユルゲン・クロップ監督率いる当時のドルトムントがきっかけでサッカー好きに。
試合をシステムの観点から分析するのを得意としている。
好きなサッカー選手は、チアゴ・アルカンタラ。
趣味はゴルフ・釣り・サウナ・野球観戦と多彩。

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