近年、世界のトップクラブが最も採用しているシステムの1つが、4-3-3システムだ。レアル・マドリードやバルセロナ、マンチェスター・シティにリバプール、PSGなど、数多くのビッグクラブが4-3-3システムを取り入れている。
4-3-3システムには実際、どのようなメリットがあるのか?東京ヴェルディで指揮官を務める城福浩氏も、これまでの監督キャリアで4-3-3システムを導入してきた実績がある中、その戦術的な狙いについて「Off The Ball」公式YouTubeで解説している。
4-3-3システムで重要な役割を担う「ウイング」
守備は、ボールにプレッシャーをかけ、相手をマークするという両方のタスクを同時に遂行する。現代サッカーはこれを実現するために、よりコレクティブでよりコンパクトな守備が形成されている。少なくともカウンター以外の場面で、このコンパクトな守備が安易に崩れることはなく、個人の力だけで打開するのは難しい時代に突入している。これを前提とすれば4-3-3システムを採用する多くのチーム狙いが見えてくる。クリエイティブなプレーを生み出すべく、時間とスペースを作るためには、相手を横と縦に広げる必要がある。相手を広げるという最も重要なタスクを担うのは、ウイングのポジションだ。
縦105m、横68mの中で、どのチームもコンパクトに戦う。じゃあ、この狭い中で、どういう風に時間とスペースを作るかというと、相手を広げるしかない。その広げ方で主流なのが、ウイングをタッチライン際に張らせること。そうすると、相手DFはマークをするために自ずと広がってくる。今世界で見てもトレンドになっているウイングというポジションは、相手を広げるという役割を務めるのが最も大事になっている。
【動画解説】4-3-3システムにおける戦い方
実際に4-3-3システムにおける戦い方については、城福浩氏が下記のYouTube動画でホワイトボードを使用しながら細かく解説している。

